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ECCOとは


ECCO(エコー) =

Eighteenth Century Collections Online



ECCOは、1701年から1800までに英語もしくは英国で刊行された印刷物をあまねく収録すべく
企画された一大コレクションです。
元来は、マイクロフィルム版にて「

The Eighteenth Century

」として企画され、
現在も刊行中ですが、ECCOはそのうちの、ユニット1~371(12,985リール)を収録した
全資料のオンライン版フルテキスト・データベースです。
すべてのページを画像で閲覧できるほか、本文中の全単語をフルテキスト検索することが可能で、
きわめて正確な検索が可能となっています。
このデータベースは、契約されている期間内ならばアクセス制限はありません。
いつでも、同時に何人でも利用することができます。


18世紀研究の新しい地平を切り開く



この時代は、急速に国力を高めた英国が「大英帝国」へと変貌を遂げた世紀でした。
産業革命による地方から都市、農業から工業への生活基盤の移行は価値観に大きな変化をもたらし、
経済構造や生活形態の変化による新たな労働問題や社会問題も発生しました。
アメリカでは独立国家が誕生し、フランスでは市民革命が勃発しました。
こうした中、出版界においても啓蒙思想の登場、識字率の向上、
相次ぐ科学的発見、中産階級の台頭、各種の規制緩和などにより、
かつてない数の多彩な印刷物が世に出されました。

ECCOには、この大きな変化の時代を生きた人々が読み、考え、論じたことの全てが集積されている
と言っても過言ではありません。
収録内容は、書籍にとどまらず、一枚刷、聖書、パンフレット、手引書、辞書、年間、地図など、
あらゆる形態の印刷物が含まれています。
(版画と新聞は除きます。)

スウィフト、ジョンソン、デフォー、フィールディング、バーグ、ポープ、フランクリンなどの
文豪はもちろん、無名作家や女性作家、外国語からの英訳、シェイクスピアなど、
古典作品の18世紀版なども含まれています。
また特に異版の比較が必要な作品や、重要な改訂箇所があるものについては、複数の版を収録しています。

ECCO最大の価値は、こうした資料をパソコンの画面上で簡単に閲覧できるのみならず、
全収録資料のフルテキスト検索を可能にしている点にあります。
フルテキストの翻刻には、最新のOCR(光学式文字認識)技術が使用され、
異綴字、「ロングS」などの紛らわしい字体、活字の品質など、
18世紀の文献特有の様々な問題もクリアされています。
さらに、人の手で入力された書誌情報や目次・索引情報などのメタデータが加わることで、
検索の制度は限りなく正確になります。
3300万ページにのぼる膨大な資料群の一括検索機能は、18世紀研究の分野において
まったく新しい地平を切り開く道具となるでしょう。