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インタビュー: 上智大学

上智大学図書館 高橋様 インタビュー:Literature Resource Center

2006年10月24 日
上智大学図書館にて



Literature Resource Center(以下、LRC)の内容の中には、 書籍で入手できるものがあります。 例えば、こうしたレファレンスはLRCを導入される前にご存知でしたか?

Contemporary Authors (※1)、
Dictionary of Literary Biography (※2)、
Contemporary Literary Criticism (※3)

はい、知っていました。上智大学では、こうした文学系のレファレンスを 冊子体で継続購入してきましたが、それらの冊子の代替ということでLRCを導入しました。
LRCを導入していただいた経緯を教えていただけますか?
代理店からの案内でLRCの存在を知りました。とても魅力的でほしいなと思いましたが、 かなり高額でしたので予算措置を何とかしなければなりませんでした。先ほど冊子体と代替すると言いましたが、代替することで予算を捻出したのです。それに、書架も逼迫していましたし、書籍を受入れるには受入・整理業務が必要でしたので、オンライン化するのがベストと考えました。
文学関連のデータベースは他にもありますが、LRC以外もご検討されましたか?その場合、LRCを選んでいただいた理由を教えていただけますか?
他の検討はしませんでした。 ただ、今になって、別のデータベース会社からご案内をいただくことはあるのですが、 その時は、Galeは図書に裏づけされているデータベースなので、代替は難しいとお答えすることが多いですね。
先生や、学生さんからの反応、評判はいかがですか?
LRCは、MLA(※4)と相乗効果があるようでよく使われています。 また、先日、なんと理工学部の学生さんから、リンクリゾルバからLRCのリンクがうまくいかないとのメールがありました。 問題は解決したのですが、理工学部の学生さんが文学系のデータベースを使われているのは驚きでしたし、嬉しくなりましたね。
LRCやその他の導入されているDBを広く学内で利用してもらうために、 特に図書館で実施されていることはありますか?
春・秋のデータベース講習会、月例データベース講習会、 グループ講習会(申込制)などの講習会を実施しています。
-学生さんは何人くらい集まられますか?
春・秋のデータベース講習会は約一週間の間に5回から6回行うのですが、各回5人前後でしょうか。月例データベース講習会は毎月3つのデータベースを紹介します。こちらも集まるのは多くて10人くらいですね。なかなか、集客が難しいです。申込制の場合は、教員からの依頼により行いますので、先生が、1クラス連れてこられる場合もありますね。内容もリクエストされたデータベースを紹介します。
-もし、講習会の際にお手伝いできることがあれば、お声をおかけ下さい。
データベース業者の方にも講師としておいでいただくこともありますので、 機会がありましたらお願いします。
LRCに収録されている作家の範囲については、どう思われますか?
現代作家はかなり収録していますね。もう少し時代をさかのぼって、 16世紀くらいまで入れてほしいですね。
たとえば「こんな作家が入っていて驚いた」という例はありますか?
「よしもとばなな」が入っていて驚きました。
逆に「この作家が入っていなかった、記述がとぼしかった」という例は?
スペインの16世紀の神秘霊性文学の傑作を残した アビラの聖テレサ(※5)が入っていなかったのはがっかりしました。 ただ、キーワードサーチやMLA(※4)ですとかなりヒットしますね。 そこで補完されるということになりますでしょうか。
今後追加してほしい人物や、画面の機能など、ご希望があれば教えてください。
LRCはOpenURL対応でしたよね。上智大学でもリンクリゾルバを導入しましたので、 リンクの設定したいのですがどうすればいいですか? それから、MLA 検索後のRefWorksへのダイレクト出力ができるといいのですが可能でしょうか?
-MLAからRefWorksへの書誌情報エクスポートについては、残念ながら現時点では直接のエクスポートはサポートされておりません。しかしながら、近い将来(早ければ2007年)には可能になります。また、Gale をソースとするリンクの設定につきましては、管理者画面からの操作で解決できるかと存じます。
その後、高橋さんにはリンクリゾルバの設定詳細をお届けし、
無事に設定を完了していただきました
契約形態、条件、価格などはいかがですか?
現在は2アクセスで契約しています。かなり高額なデータベースになりますので、 もっと低価格で購読できればと思います。
-2007年には、無制限利用の価格を設定するなど、 今後も皆様に利用していただきやすい商品形態を ご提供できるよう努力して参りたいと存じます。
貴重なお話をありがとうございました。
テレサ高橋正江

上智大学外国語学部イスパニア語学科卒。
スペイン・バリャドリド大学留学。上智大学勤務。
訳書『アビラの聖女テレサの詩』『霊魂の城:神の住い』他。
テレサ高橋正江様
 
 
※アビラの聖テレサ「神の憐れみの人生」上・下
(画像上、クリックすると画像が拡大されます。)

高橋さんの訳書について:
アビラの聖テレサ「神の憐れみの人生」は、
16世紀の神秘家アビラの聖女テレサの自叙伝を
高橋さんが10年かかって翻訳されたそうです。
 

関連キーワード:
 
1) Contemporary Authors
Galeが刊行する、現代作家の人物・作品情報の叢書。
2006年10月現在247巻が既刊。
LRCには全巻の内容が収録されている(一部写真を除く)。
 
2) Dictionary of Literary Biography
Galeが刊行する作家の人物情報に関する叢書。
2006年10月現在、328巻が既刊。
LRCには全巻の内容が収録されている(画像・年鑑・特集巻を除く)。
 
3) Contemporary Literary Criticism
Galeが刊行する、文芸誌・新聞などに記載された現代作家についての文芸評論を転載する叢書。
2006年10月現在、240巻が既刊。
LRCには一部の内容が収録されている。
 
Small Screen 4) MLA
MLA International Bibliography。
MLA(Modern Language Association; 現代言語学会)の刊行する国際的な文献目録で、現代言語・言語学・文学・民俗に関する論文の書誌情報を記載している。
LRCにはオプションとして追加可能。上智大学はこちらのオプションも追加されています。