TDA とは
TDA(ティ・ディー・エー) =
The Times Digital Archive
(ザ・タイムズ・デジタル・アーカイブ)「ロンドン・タイムズ」の創刊(1785年)から1985年までに亘る、全号・全紙面の画像をGale社がデジタル化し、
オンライン上で提供しているデータベースです。
(ただし、日曜版(The Sunday Times)と、ストライキによる休刊時期(1978年12月から1979年11月)
については収録されていません。)
これまで新聞のバックアップファイルといえば、原紙か、マイクロフィルムで閲覧するのが常識であり、
またオンライン版であっても、過去数年分の記事に限られるものや、写真や広告の含まれないものが大多数でした。
TDAは、マイクロフィルム画像の持つ優れた再現性に、デジタル技術による検索機能、
オンラインの機動性を加えた、画期的な「歴史アーカイブ」です。
すべての記事・広告・図表・写真・イラストをありのままに閲覧することができます。
さらに、そのすべてに対して、検索をかけることが可能です。
様々な項目を組み合わせての検索(応用検索)も行うことができるため、
いろいろな調査や研究の利便を図ることができます。
Advertising/広告
TDAの特色の一つとして、紙面を彩る広告類をもらさず収録していることが挙げられます。
広告中のキャッチ・コピー、宣伝文などもすべて検索できますので、
例えば、コカコーラ社の広告の変遷を年代順に追っていくなど、社会学、消費文化史、広告デザイン史、
経営史など、幅広い学問領域への応用を可能にします。
Business/ビジネス
ビジネス・経済面、証券取引情報などの記事が社会経済史、経営史などの研究者にとって極めて重要であることは
いうまでもありません。
世界一を誇る通信網によって集められた情報に基づく「タイムズ」の報道が、世界経済の動向に
大きな影響を与えました。
Editorial & Commentary/社説
「ロンドン・タイムズ」の社説が近代世界史に与えた影響の大きさは計り知れないものがあります。
正確な情報収集と世論調査を背景にした「タイムズ」執筆陣による社説は英国政府の政策を
左右するほどの力を持ちました。
Letters to the Editorと呼ばれる投書欄も有名です。
その寄稿者には一般読者のほか、有名な作家や各界の大物が数多く含まれ、様々な時事問題について
紙上で議論を繰り広げました。
Features/文化
英国の上流階級を中心とする教養豊かな読者層を誇る「ロンドン・タイムズ」は、文化欄の情報もまた豊富です。
演劇・音楽・ファッション・料理・スポーツなどに関する当時の記事は、
文学史・文化史・大衆娯楽史・社会史などの研究に不可欠なものです。
また、天気情報、そして有名な「タイムズ」のクロスワード・パズルも、この分類に含まれています。
People/人物
人物欄には、誕生記事・死亡記事・結婚記事・役職任命記事などが含まれます。
歴史家にとり貴重な情報源であるばかりでなく、王室関係者や、各国要人の記事は分量も多く、
伝記資料としても重要です。
Picture Gallery/画像
いわゆるフルテキスト版の新聞データベースは、記事本文のみで、
写真などの画像は収録されていない場合が大半ですが、
マイクロフィルムをベースに作成されたTDAは、写真・図表・地図・イラストなど、元の紙面を形作っていた
すべての要素を見ることができるのが特色です。
こうした画像はPicture Galleryとして別にインデックス化されているため、グラフィックだけを検索して
閲覧することも可能です。
